子どもの走り方がおかしい?|腕の振り方や身体の癖

子どもが走っている姿を見て、「走り方が少しおかしいのでは?」「ほかの子と比べて、何だか変な走り方をしている」と気になったことはありませんか。

腕をあまり振らない、片方の腕だけ動きが違う、足が外側へ開く、身体が傾く、ドタバタと走る。普段は元気に遊んでいても、走る姿を見たときに初めて気づくことがあります。

特に運動会や園・学校での活動では、ほかの子どもと走り方を比べる機会も増えます。

痛みがあるわけでも、日常生活で困っているわけでもない。それでも「成長すれば変わるのかな」「何か身体の癖があるのかな」と、少し気になる。

公園の芝生の上を元気に走る未就学児たち

子どもの走り方がおかしい?気になるのはどんなとき

子どもの走り方がぎこちない、腕を振らない、左右の動きが違う。保護者が気になるのは、こうした何気ない動作の特徴です。

例えば、走るときに両腕をあまり振らない子もいれば、片方の腕だけ動きが小さく見える子もいます。

足を外側へ開くように走ったり、身体に力が入ってぎこちなく見えたりすることもあります。

また、走る方向が片側へ偏る、足音が大きい、走る姿が重そうに見えるといった違いに気づくこともあるでしょう。

こうした動きには、成長段階や運動経験、走る速さ、周囲の環境など、さまざまな条件が関係します。

ただし、見た目だけで「筋力が弱い」「骨盤が歪んでいる」と原因を決めることはできません。

同じように見える走り方でも、その子がどのように身体を使っているかは一人ひとり異なります。

小学生になっても走り方が気になるとき

小学生になると、運動会や体育の授業などで、子どもの走る姿を見る機会が増えます。

低学年では元気いっぱいに走っていた子も、学年が上がると、走る速さや友達との違いを気にするようになります。

「もっと速く走りたい」「自分だけ走り方が変だと言われた」。そんな言葉を聞いて、初めて走り方を意識する保護者もいるでしょう。

反対に、本人は何も気にせず、楽しそうに走っていることもあります。

子どもは自分の身体の使い方をうまく言葉にできるとは限りません。「遅い」「疲れる」「みんなと違う」といった短い言葉にも、その子なりの感じ方が表れています。

走り方を教わることと、身体が自然に動くこと

もっと速く走りたい、上手に走れるようになりたい。そんな子どもにとって、経験のある指導者から走り方を教わることは、身体の使い方を学ぶよい機会になります。

一方で、子どもの身体には、誰かに教わらなくても自然に働く力があります。

転びそうになれば手を出し、追いかけられれば逃げ、遊びの途中では急に止まったり方向を変えたりします。

こうした動きには、生まれながらに備わる反射や身体の働きと、成長の中で積み重ねてきた経験が関わっています。

まるで「野生の勘」のように、とっさに身体が動く。子どもたちは遊びながら、そんな身体の働きを使っています。

走り方を教わって身につけることも、遊びの中で自然に育っていく動きも、どちらも子どもの身体にとって大切な経験です。

走り方以外にも目を向けてみる

走るときに片方の腕だけ振りが小さい。身体がいつも同じ方向へ傾く。肩や腰の向きが左右で違って見える。

そんな姿を見ると、身体に何か癖があるのかな、と感じるかもしれません。

実際、走っているときに目立つ特徴が、歩く姿や立っている姿にも現れていることがあります。

反対に、走るときだけ目立つ動きもあります。

子どもの身体は、足だけ、腕だけで動いているわけではありません。頭から足先まで、身体全体がつながって動いています。

だからこそ、腕の振り方だけを変えようとするより、身体全体がどのようなバランスで動いているのかにも興味を向けてみたいところです。

misakiが子どもの身体を見るとき

misakiでは、姿勢や身体の左右差など、目に見える一つの特徴だけで、その子の身体の原因を決めることはしません。

子どもの身体は、成長しながら、重力や日々の生活環境に適応しています。

身体が傾いて見えることも、座っているときの姿勢に癖があることも、今の身体がつくっている状態の一つです。

misakiが大切にしているのは、そうした特徴を部分ごとに直そうとするのではなく、複数の観察を通して身体全体の状態を捉えることです。

カイロプラクティックは、走るフォームを教えたり、速く走れるようにするためのものではありません。

子どもの走り方が気になるという小さな発見も、普段は意識しない身体の働きに目を向けるきっかけになります。

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