ノーアジャストとは
毎回来院ごとに必ずアジャストメントを行うわけではありません。
スパインチェックによって現在の身体状態を確認した結果、
アジャストメントが必要ではないと判断される場合には、
ノーアジャストとなることがあります。
これは、
「何もしない」
という意味ではありません。
現在の身体状態を継続的に確認しながら、
カラダが本来持っている働きを尊重している考え方です。
身体は常に働いています
カラダは、
止まっているわけではありません。
呼吸、
循環、
回復、
姿勢制御、
重力バランスなど、
生命活動は常に続いています。
そして、
現在の状態の中で、
最も負荷が少ない位置を探しながら、
全身で適応を続けています。
そのため、
アジャストメント後も、
カラダは時間をかけながら、
新しいバランスへ適応を続けています。
スパインチェックによって身体状態を確認しています
グラフ、
サーモグラフ、
姿勢、
身体パターン、
重心バランス、
構造的ストレスなどは、
別々の現象ではありません。
これらは、
「同じ身体状態の別表現」
として現れている場合があります。
スパインチェックでは、
それらを通して、
現在どのような身体状態を表現しているのかを継続的に確認しています。
そして、
現在サブラクセーション状態が確認されるのか、
あるいはサブラクセーションフリーに近い状態なのかを確認しています。
固定化された適応状態という考え方
カラダは、
常に環境へ適応しながら、
全身でバランスを取り続けています。
しかし、
同じ適応状態が長期間続くことで、
カラダはその状態を
「現在の自然な状態」
として覚えていく場合があります。
すると、
本人は真っ直ぐ立っているつもりでも、
実際には、
身体が一定方向へ適応した状態を続けている場合があります。
その固定化された適応状態は、
姿勢、
身体パターン、
重心バランス、
構造的ストレス、
グラフパターンなどにも、
一定の傾向として現れていきます。
アジャストメントとは新しい適応を始めやすくすることです
アジャストメントは、
単に外から身体を変えることではありません。
固定化された適応状態によって、
カラダが同じ補正状態を続けている時、
その状態から少しずつ解放され、
本来持っている働きを発揮しやすくなることを目的としています。
そのため、
スパインチェックによって、
現在サブラクセーション状態が確認された時のみ、
スペシフィックなアジャストメントを行っています。
アジャストメントとは、
固定化された適応状態を外し、
カラダが新しいバランスへ適応しやすくなるためのARTでもあります。
ノーアジャストとはカラダが働いている時間です
スパインチェックの結果、
サブラクセーションフリーに近い状態であると確認された場合には、
ノーアジャストとなることがあります。
カラダは、
新しいバランスへ適応しながら、
少しずつ働きを続けています。
そのため、
身体が働いている状態へ、
必要以上に刺激を加え続けることを重視しているわけではありません。
ノーアジャストとは、
「何もしない」
という意味ではなく、
カラダが新しい適応状態を維持しながら働いている時間でもあります。
そして、
その身体状態を継続的に確認しながら、
必要な時のみ、
再びアジャストメントを行っています。
サブラクセーションフリーという考え方
サブラクセーションが確認されない状態を、
サブラクセーションフリーと呼んでいます。
しかし、
これは固定された完成状態を意味しているわけではありません。
カラダは、
重力の中で常に適応を続けながら、
変化し続けています。
そのため、
身体状態も、
時間経過の中で変化していきます。
サブラクセーションフリーとは、
カラダが本来持っている働きを、
発揮しやすくなっている身体状態として考えています。
RESTという考え方
アジャストメント後の時間を、
REST(身体が働く時間)
として大切に考えています。
RESTとは、
単なる休憩ではありません。
カラダが、
本来持っている働きを発揮しながら、
新しいバランスへ適応していく時間でもあります。
ノーアジャストとは、
そのRESTを尊重しながら、
カラダが働いている状態を継続的に確認している考え方でもあります。
インネイトと自然な働き
カラダは、
外から常に変え続けなければならない存在ではありません。
本来、
生命には、
環境へ適応し、
バランスを取りながら、
働き続けようとする力があります。
この内在する自然の働きを、
インネイト・インテリジェンス
(Innate Intelligence)
と呼んできました。
アジャストメントも、
ノーアジャストも、
その働きを外から無理にコントロールするためではありません。
スパインチェックによって身体状態を確認しながら、
カラダが本来持っている働きを、
発揮しやすい状態を尊重しているのです。
そして、
同じ適応状態を続けなくてもよくなることで、
カラダは新しいバランスへ適応していきます。
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内在する自然のチカラ、
インネイトに委ねることを大切に考えています。