アトピーは、一度落ち着いたように見えても、また痒みや赤みが強くなることがあります。
疲れた時に悪化する。
季節の変わり目に繰り返す。
眠れない日が続くと皮膚が敏感になる。
そのたびに、「また戻ってしまった」と不安になる方も少なくありません。
薬を使うことで症状が落ち着くこともあります。
つらい時に少しでも楽になりたいと思うのは自然なことです。
しかし、症状を抑えても繰り返してしまう時、「なぜ同じ状態を繰り返すのか」と感じる方も多いと思います。
症状を抑えることと、身体が整うこと
赤みや痒みが強い時には、症状を落ち着かせるケアが必要な場合もあります。
ただ、症状を抑えることと、身体そのものが整っていくことは同じではありません。
皮膚の状態は落ち着いて見えても、
- 疲れやすい
- 眠りが浅い
- 冷えやすい
- 体調に波がある
そうした状態が続いている方もいます。
表面だけでは分からなくても、身体の内側では回復しづらい状態が続いている場合があります。
身体全体の巡りについては、
アトピーと身体の巡り
でもお伝えしています。
身体は回復しようと働いています
私たちの身体には、本来、整おうとする働きがあります。
傷ができれば修復し、疲れれば休もうとし、眠ることで回復へ向かう。
その働きは、誰かに命令されて起こるものではなく、生まれながらに備わっている生命力として自然に続いています。
しかし、その働きがうまく発揮できなくなると、身体は回復へ向かいづらくなります。
アトピーが長引く背景には、皮膚だけではなく、回復へ向かう働きそのものが妨げられている状態が関係していることがあります。
外側だけでは見えにくいもの
皮膚は目に見えるため、赤みや乾燥、痒みの強さで判断しやすくなります。
けれど、身体の働きは表面だけでは分かりません。
眠り、疲れ方、体温、回復のリズム。
そうした働きも、身体の状態を知る大切な手がかりになります。
症状を抑えることだけに意識が向きすぎると、身体がどのように働こうとしているのかを見落としてしまうことがあります。
神経の働きと妨げ
身体の働きは、神経によって調整されています。
睡眠、体温、回復、姿勢、ストレスへの反応なども、神経の働き(カラダの働き)と関係しています。
カイロプラクティックでは、神経の働きへの干渉をサブラクセーションと考えます。
サブラクセーションは、身体が本来持っている働きを発揮しづらくする妨げとして捉えられます。
神経の働きについては、
神経の働きとアトピーの関係
でも詳しくお伝えしています。
なぜ繰り返すのかを見る
アトピーが繰り返す時、表面に出ている症状だけを追いかけていると、不安になりやすくなります。
赤みが引いたか。
痒みが減ったか。
乾燥が落ち着いたか。
もちろん、それらは大切な変化です。
けれど、それだけで身体全体を判断することはできません。
症状だけを追いかけるのではなく、身体がなぜ同じ状態を繰り返しているのかを見る。
その視点が、アトピーとの向き合い方を変えていきます。