アトピーでは、赤み、乾燥、かさつき、掻き壊しなど、皮膚にさまざまな変化が現れます。
良くなったと思ったら、また痒みが強くなる。
皮膚が落ち着いたように見えても、乾燥が続く。
そうした変化を繰り返す中で、不安を感じている方も少なくありません。
皮膚は常に生まれ変わっています
皮膚は、一度できたらそのまま変わらないものではありません。
古い細胞が役目を終え、新しい細胞へ入れ替わる。
その生まれ変わりを繰り返しながら、皮膚は保たれています。
しかし、その働きが乱れると、乾燥しやすくなったり、刺激へ敏感になったりすることがあります。
アトピーでは、皮膚の生まれ変わりが不安定になり、赤みや乾燥が繰り返し現れることがあります。
かくことで悪化するだけではありません
痒みが強い時、無意識にかいてしまうことがあります。
すると皮膚が傷つき、さらに刺激へ敏感になる。
その結果、また痒みが強くなる。
アトピーでは、この繰り返しが続きやすくなります。
ただ、「かいてしまったから悪い」と考えすぎると、自分を責め続けてしまうことがあります。
まずは、皮膚がそれほど敏感な状態になっているということを理解することが大切です。
乾燥しやすい状態とは
皮膚は、本来、外側から身体を守る役割を持っています。
しかし、乾燥が続くと、刺激を受けやすくなり、痒みや赤みが出やすくなることがあります。
季節の変化、汗、疲労、睡眠不足などによっても、皮膚の状態は変わります。
そのため、皮膚だけを見続けるのではなく、カラダ全体の状態を見ることも大切になります。
身体全体の巡りについては、
アトピーと身体の巡り
でもお伝えしています。
皮膚だけを見続けないこと
赤みが強い。
乾燥が続く。
掻き壊してしまう。
症状が目に見えるほど、不安は大きくなります。
けれど、皮膚だけを見続けていると、カラダがどのように働こうとしているのかが見えにくくなることがあります。
眠り、疲れ方、体温、生活リズム。
そうした変化も、カラダの状態を知る大切な手がかりになります。
皮膚の変化を入口にして考える
アトピーの症状は、ただ悪いものとして現れているだけではありません。
赤み、乾燥、痒み、掻き壊し。
それらは、カラダが何かを表現しているサインとして見ることもできます。
もちろん、つらい時には適切なケアが必要な場合もあります。
しかし、症状だけを抑えることに意識が向きすぎると、身体全体の働きを見落としてしまうことがあります。
皮膚の変化を入口にして、カラダ全体を見ていく。
その視点が、アトピーと向き合ううえで大切になります。