適応とは
カラダは常に適応していると考えています。
人は、
重力の中で生活しています。
そのため、
立つ、
座る、
歩く、
寝るなど、
日常のあらゆる場面で、
カラダは全身を使いながらバランスを取り続けています。
こうした働きを、
body-state SCIENCE(身体状態SCIENCE)
の重要な考え方として整理しています。
カラダは常にバランスを取っている
人は、
直立二足歩行で生活しています。
そのため、
重力の中で立位バランスを保つために、
頭、
背骨、
骨盤、
足など、
全身を使いながら無意識に調整を続けています。
例えば、
片側へ荷物を持てば、
肩、
骨盤、
頭部位置などを変化させながら、
全体でバランスを取ろうとします。
これは、
カラダが自然に適応している反応です。

適応は「悪いこと」ではない
適応そのものを悪いこととして見ているわけではありません。
カラダは、
現在の状態の中で、
最も負荷が少ない位置を探しながら、
常に働いています。
つまり、
適応とは、
カラダが生きるために行っている自然な反応です。
しかし、
長期間同じ身体状態が続いている場合、
その適応が固定化していく場合があります。
固定化された適応状態
カラダは、
長期間同じ身体状態が続いていると、
その状態を「普通」として覚えていきます。
そのため、
本人にとって自然に感じていても、
実際には、
身体中心から外れた状態へ適応している場合があります。
つまり、
頭で感じている感覚と、
カラダが実際に表現している状態は、
必ずしも一致しているとは限りません。
こうした状態を、
固定化された適応状態として考えています。
身体は「逃げる」ことで適応している場合がある
カラダは、
負荷が集中している状態の中でも、
全身を使いながら、
負荷を分散しようとしています。
そのため、
身体をねじる、
片側へ重心を逃がす、
横向きになる、
足を組むなど、
現在最も負荷が少ない位置へ適応している場合があります。
これを単なる悪い癖としてではなく、
カラダが適応している身体パターンとして考えています。
平面へ置かれることで現れる適応
身体が一定方向へ適応している場合、
平らな床やベッドへ仰向けになることで、
現在の身体状態との差が現れる場合があります。
平らな面へ仰向けで寝るということは、
肩、
背中、
骨盤などが、
現在の身体状態として自然に接地できる必要があります。
しかし、
身体が一定方向へねじれた状態へ適応している場合、
肩、
背中、
骨盤のバランスが一致しておらず、
平面へ置かれた瞬間に、
身体を戻されるような抵抗が生まれる場合があります。
そのため、
横向き、
身体を丸める、
足を曲げるなど、
現在最も負担が少ない位置を、
無意識に選択している場合があります。
適応と構造的ストレス
適応が固定化していくと、
関節や筋肉へかかる負荷にも偏りが現れていきます。
肩、
股関節、
膝、
足首、
背骨などへ、
一定方向の構造的ストレスが集中していく場合があります。
しかし、
これを単純な原因として見ているわけではありません。
構造的ストレスとは、
カラダが現在の状態の中で、
全身を使いながら適応した結果として現れている場合があります。
上部頸椎と適応
上部頸椎は、
頭部と背骨をつなぐ重要な部位です。
そして、
頭部バランスは、
全身の重心バランスとも深く関係しています。
そのため、
上部頸椎の可動性制限や、
神経の働きへの干渉が続いている場合、
カラダは全身でバランスを補正しようとします。
その結果として、
姿勢、
身体パターン、
睡眠姿勢、
重心偏位などにも、
一定の傾向が現れる場合があります。
時間経過の中で適応は変化していく
身体状態は、
常に固定されたままではありません。
カラダは、
重力の中で適応を続けながら、
少しずつ新しいバランスへ変化していきます。
アジャストメント直後だけではなく、
時間経過の中で、
カラダがどのように働いているのかを継続的に確認しています。
アジャストメント直後だけではなく、
時間経過の中で、
カラダがどのように適応しているのかを継続的に確認しています。
適応とbody-state SCIENCE
適応を、
body-state SCIENCE(身体状態SCIENCE)
の中心的な考え方として整理しています。
グラフパターン、
姿勢、
身体バランス、
左右差、
身体パターン、
睡眠姿勢、
構造的ストレスなどは、
別々の現象ではなく、
「同じ身体状態への適応」
として確認しています。
そして、
カラダがどのように適応し、
どのような身体状態を表現しているのかを、
継続的に確認しています。