めまいに対するカイロプラクティックの考え方
めまいに対しては、薬や安静などの対処が一般的に行われています。
これらはつらい状態を一時的に和らげるために必要な場合もありますが、めまいが繰り返される場合には、なぜその状態が起こっているのかという視点が重要になります。
カイロプラクティックでは、症状そのものではなく、身体の働きに影響を与えている原因に着目します。
症状ではなく身体の働きを見る
めまいは結果として現れている状態であり、その背景には身体の働きの乱れが関係している場合があります。
身体は本来、バランスを保ち、環境に適応しながら安定した状態を維持する働きを持っています。
しかし、その働きが十分に発揮されていない状態では、不安定さとして現れることがあります。
神経の働き(カラダの働き)が重要になる理由
身体の働きはすべて神経によってコントロールされています。
呼吸や血流、筋肉の動きだけでなく、身体のバランスや安定性も神経によって調整されています。
この神経の働きがスムーズに行われている状態では、身体は自然にバランスを保つことができます。
しかし、何らかの影響によって神経の働きに負担がかかると、身体の調整機能が十分に発揮されにくくなります。
このような神経の働きの影響は、めまいだけでなく、頭痛や偏頭痛として現れることもあります。
偏頭痛の原因と神経・首姿勢の関係
も参考にしてください。
サブラクセーションという考え方
カイロプラクティックでは、神経の働きを妨げる状態をサブラクセーションと呼びます。
これは単なる骨のズレではなく、神経の働きに干渉が起きている状態を指します。
サブラクセーションがあることで、身体本来の働きが十分に発揮されにくくなり、バランスを保つ機能にも影響が出ることがあります。
なぜ上部頸椎に着目するのか
カイロプラクティックの中でも、特に重要視されるのが上部頸椎(首の最上部)です。
この部位は頭の位置を支えるだけでなく、身体全体のバランスに大きく関わる場所です。
また、神経の通り道にも近いため、この部分の状態は神経の働きに影響を与える可能性があります。
上部頸椎にサブラクセーションが起こることで、身体の軸が乱れ、神経の働きにも影響が及び、その結果としてめまいが現れることがあります。
身体は本来、整い回復し維持する働きを持っている
人の身体には、もともとバランスを整え、回復し、維持する働きが備わっています。
これをインネイトインテリジェンス(身体が本来持つ、整え・回復し・維持する働き)といいます。
この働きが十分に発揮されている状態では、身体は自然に調整され、安定した状態を保つことができます。
しかし、神経の働きが妨げられている状態では、この本来の働きが十分に発揮されにくくなります。
対症療法との違い
一般的な対処では、症状を抑えることが目的になりやすい一方で、カイロプラクティックでは身体の働きがどのような状態にあるのかを見ていきます。
症状を直接変えようとするのではなく、身体が本来持つ働きが発揮される状態を整えることで、結果として身体の状態が変化していくという考え方です。
めまいを本質から捉えるということ
めまいを抑えるものとしてではなく、
・身体のどこでバランスが崩れているのか
・神経の働きにどのような影響が出ているのか
・身体本来の働きが発揮されているか
このような視点で見ていくことが大切です。