頭蓋骨は、23個の骨が立体パズルのように組み合わさっている
その骨と骨とが組み合わさっているところを縫合と呼びます。その縫合が人間の頭蓋骨には、約60ヶ所あります。
その縫合があることで頭蓋骨が呼吸をするみたいに膨らみ、しぼんだりと硬膜で覆われた脳本体をまるでポンプする様に拡張、収縮することで脳脊髄液を送り出しています。
頭蓋骨に歪みが生じると部分的に収縮拡張の動きが出来ない部分が発生してしまいます。そして、脳脊髄液の循環作用も低下していきます。
頭蓋骨のゆがみは、めまいや耳鳴りを起こす場合があります
それは、頭蓋骨の歪みにより脳脊髄液の流れが悪くなるためです。
頭蓋骨の両側、耳の穴のある骨、側頭骨の中には中耳や内耳があり、その内耳の中に音を感じる蝸牛や平衡感覚を感じる三半器官があります。
側頭骨がゆがむと、内耳の中にある蝸牛や三半規管は働きが狂ってしまい、結果として、めまいや耳鳴りが引きおこされます。
人の骨格は常に重心に合わせて歪みを作りバランスを取る
頭蓋骨だけが歪むことはありません。人の骨格は常に重心に合わせて歪みを作りバランスを取ろうとしています。
歪みが固着してしまうことでバランスが取りづらくなり、よりカラダは補正作用が必要になるのですが、補正出来ないと余計な負荷がかかるようになり、それに耐えきれなくなり、症状となって現われてくるのです。
歪みの固着を解放
頭蓋骨への歪みのフォースを正し、脳脊髄液の流れを円滑にするため、歪みの固着を解放することが必要です。
背骨の接続関係は椎間板です。背骨と頭蓋骨の接続部位には唯一椎間板が存在せず可動域も最大です。ここにバランス補正を干渉している原因が起こります。
この上部頸椎に起こる固着の原因を解放することで、頭蓋骨・両側頭骨は正常に収縮拡張が出来るようになります。