偏頭痛の改善をどう考えるか
偏頭痛が続くと、「いつまでこの状態が続くのか」「また強い痛みが来るのではないか」と不安になる方は少なくありません。
一度強い痛みを経験すると、光や音に対して敏感になり、日常生活の中でも無意識に警戒するようになることがあります。
偏頭痛が改善していくと、これまで気になっていた光や音が少しずつ気にならなくなっていくことがあります。
改善は痛みだけを追いかけることではない
偏頭痛の改善というと、まず痛みを抑えることに意識が向きやすくなります。
もちろん、つらい症状が軽くなることは大切ですが、本質的な改善を考えるときには、なぜその状態が起きているのかという視点が重要になります。
偏頭痛は、身体が外からの刺激に対して過敏に反応している状態として現れていることがあります。
光や音、においといった刺激に対して強く反応してしまう背景には、神経の働き(カラダの働き)の変化が関係している可能性があります。
本来、身体は外からの刺激に対して必要以上に反応しないように調整されています。
しかし、神経の働き(カラダの働き)が乱れている状態では、この調整機能がうまく働きにくくなり、わずかな刺激でも強く反応してしまうことがあります。
変化は少しずつ現れていく
改善とは、この過敏な状態を無理に抑え込むことではなく、身体が本来持つ調整機能が働きやすい状態へ戻っていくことでもあります。
身体の状態が変化していくと、これまで強く感じていた光や音が少しずつ気にならなくなっていくことがあります。
また、ズキズキとした痛みの強さや起こる頻度にも変化が現れていくことがあります。
こうした変化は一度に大きく起こるものではなく、徐々に現れていくことが多いのが特徴です。
良い日もあれば、少し不安定に感じる日もあるなど、波を感じながら変化していくことがあります。
そのため、改善の過程ではその日の症状だけで判断するのではなく、全体としてどの方向へ向かっているのかを見ることが大切です。
身体には本来の働きが備わっている
人の身体には、もともと整い、回復し、安定した状態を維持する働きがあります。
これをインネイトインテリジェンス(身体が本来持つ、整え・回復し・維持する働き)といいます。
この働きが十分に発揮されている状態では、身体は外からの刺激にも適切に対応できるようになります。
しかし、上部頸椎にサブラクセーション(神経の働きへの干渉)があると、この本来の働きが十分に発揮されにくくなることがあります。
偏頭痛改善で大切な視点
そのため、偏頭痛の改善を考えるときには、
- 神経の働きがどのような状態にあるのか
- 身体のバランスがどうなっているのか
- 本来の働きが発揮されているか
といった視点で見ていくことが重要です。
偏頭痛は単なる痛みとして捉えるのではなく、身体の状態を見直すきっかけとして考えることもできます。
神経の働き(カラダの働き)が整い、身体の調整機能が発揮されやすくなることで、刺激に対する過敏さは徐々に落ち着いていきます。
その結果として、偏頭痛の頻度や強さにも変化が現れていきます。
身体の働きが整っていくことで、これまでとは違った安定した状態へと変化していくことが期待できます。
偏頭痛について全体的に理解を深めたい方は
偏頭痛の原因と神経・首姿勢の関係
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