偏頭痛と仙骨は関係しているのか
偏頭痛というと頭の問題として捉えられがちですが、身体全体のバランスという視点で見ると、仙骨の状態が関係している場合があります。
ズキズキとした痛みや光・音への敏感さは、神経の働き(カラダの働き)が過敏な状態として現れている可能性があります。
その背景には、身体全体のバランスの崩れが関係していることがあります。
仙骨は身体の土台となる重要な部位
仙骨は骨盤の中心に位置し、背骨の土台となる重要な部位です。
上半身と下半身をつなぐ役割を持ち、身体全体のバランスを支える基点でもあります。
日常生活の姿勢や動作の影響を受けやすく、わずかなバランスの崩れでも全身へ影響が広がることがあります。
身体は日常生活の姿勢や動作、重力などに適応しながらバランスを取り続けています。その身体全体の状態は、骨盤やその中心にある仙骨にも現れます。
仙骨・後頭骨と脳脊髄液の関係
「仙骨と脳脊髄液には関係があるのか」「後頭骨と仙骨にはどのような関係があるのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。
脳脊髄液は脳や脊髄の周囲に存在する体液です。脳脊髄液を含む空間は脊柱管内を下方へ続き、通常は仙骨の上部にあたる第2仙椎付近まで達しています。この意味では、脳脊髄液と仙骨は解剖学的にもまったく無関係なものではありません。
また、カイロプラクティックには、仙骨(Sacrum)と後頭骨(Occiput)の関係に着目したSOT(Sacro Occipital Technique)という体系があります。misakiでもSOTを学んできた経験があり、仙骨や後頭骨を含め、身体を部分だけでなく全体のつながりとして見る背景の一つになっています。
ただし、現在のmisakiでは「仙骨を動かすことで脳脊髄液の流れを良くする」と考えて施術しているわけではありません。仙骨や骨盤に現れている状態だけを原因と決めず、上部頸椎(首の最上部)から身体全体がどのように適応しているのかを確認しています。
仙骨にも身体の状態は現れる
仙骨は骨盤の中心にあり、身体全体のバランス状態が現れやすい部位です。
身体は常に重力の中でバランスを取り続けています。
そのため、身体全体の状態は背骨や骨盤、仙骨など様々な場所に表現されることがあります。
偏頭痛もまた、身体全体の働きの変化の中で現れている可能性があります。
身体全体のバランスが関係する症状として、ふらつきや不安定感として現れるめまいもあります。
めまいの原因は身体の軸の乱れにある
も参考にしてください。
偏頭痛は、このような身体全体のバランスの崩れの中で現れている可能性があります。
神経の働き(カラダの働き)との関係
神経は身体のあらゆる働きをコントロールしています。
感覚の伝達や筋肉の動きだけでなく、外からの刺激への反応や身体の調整機能も神経によって支えられています。
神経の働き(カラダの働き)や身体全体のバランス状態は、背骨や骨盤、仙骨などにも現れます。
偏頭痛についても、痛みのある頭だけを見るのではなく、身体全体にどのような状態が現れているのかを確認することが大切です。
偏頭痛では、この神経の働き(カラダの働き)が過敏な状態として現れている可能性があります。
上部頸椎とのつながりが重要
身体は一部分だけで成り立っているのではなく、全体がつながっています。
身体全体のバランスと神経の働きを考えるうえで、重要になるのが上部頸椎(首の最上部)です。
上部頸椎は頭を支え、身体全体のバランスにも関わっています。
この部分にサブラクセーション(神経の働きへの干渉)が起こると、身体本来の調整機能が十分に発揮されにくくなることがあります。
その結果として神経の働き(カラダの働き)が過敏な状態となり、偏頭痛として現れることがあります。
偏頭痛を身体全体から捉えることが大切
偏頭痛は頭だけの問題ではなく、
- 身体全体のバランス状態
- 背骨全体のバランス
- 神経の働き(カラダの働き)
といった複数の要素が関係して現れている可能性があります。
そのため、痛みだけに目を向けるのではなく、身体全体のつながりとして捉えることが重要です。
どこでバランスが崩れているのかを見ていくことで、偏頭痛をより深く理解することにつながります。
では、このような身体の働きをどのように捉え、どのように整えていくのかという視点も大切です。
詳しくは
偏頭痛とカイロの本質 神経の働きと回復力
をご覧ください。