こちらは、8歳の男の子のスパインチェックから半年後の写真です。
前回、たった1回のアジャストメントを行って以降、今回が初めての再チェックでしたが、ご覧の通り、姿勢の安定が保たれており、親御さんもその持続に驚き、喜ばれていました。
若干の足長差は見られるものの、両膝および爪先の向きは揃っており、骨盤を含む体幹全体のアライメントは中立を維持しようとしている様子がうかがえます。
8歳という成長期真っただ中の子どもにとって、環境への適応力が高い状態の骨格バランスは、日常生活はもちろん、運動・学習・集中力といったパフォーマンス全体に大きな影響を及ぼします。
ストレートカイロプラクティックの目的である「サブラクセイションフリーな状態」の維持は、複数の矯正ではなく、「最小限のアジャストメント」によって可能であることを、このケースは示しています。
骨盤がねじれているからといって骨盤そのものを直接矯正しても、根本的な原因が残っていれば、結果は一時的なものにとどまります。
身体の表現にはすべて意味があり、どんな歪みもその人にとって必要な適応反応であると私たちは考えています。答えは外側にはなく、ご本人の中に備わっている「内なる叡智」が導き出すものです。
カイロプラクティックケアは、何かを“治す”ためのものではなく、ご自身の持つ生命力を最大限に発揮させるためのアプローチです。その結果として、姿勢や痛み、身体の問題が自然と解決へと向かうことを目指します。
考え方や感じ方には個人差がありますが、このようなポジティブな変化を通じて、少しでも「希望」を感じていただければ幸いです。
※ 本ケーススタディは、過去の記録をもとにご紹介しています。