カイロプラクティックの世界に入って最も影響を受けたのは、塩川滿章D.C.です。戦後初めてアメリカ・パーマー大学へ留学し、日本に多くの著名なカイロプラクターを紹介してきたレジェンドです。
私は、シオカワスクールオブカイロプラクティック本科で学び、ガンステッドテクニックを中心に深く学びました。塩川D.C.はガンステッドの弟子であるトラキセルD.C.系に属し、私の先輩方もその流れを受け継いでいます。
また、もう一つの流派であるコックスD.C.の影響を強く受けた塩川雅士D.C.・貴士D.C.が帰国し、ちょうどその頃アレックス・コックス本人によるセミナーも日本で開催され、両派の学びを得られたのは幸運でした。
このように二つの流れを持つガンステッドテクニックですが、創始者のC.S.ガンステッドは1921年にパーマースクールオブカイロプラクティック(後のパーマー大学)に入学し、1923年に卒業。パーマーテクニックを習得したのち、自身の技術を発展させ、現在の「フルスパイン」でのガンステッドテクニックを完成させました。