神経圧迫はどこ?客観的に見つける

neurocalometer

1923年にはN.C.M.ニューロカロメーター(脊柱のズレによって発生する神経圧迫の有無を測定する測定器)が開発されます。

カイロプラクティックのターゲットは神経インパルスの干渉です。全脊柱から全身に伸びている神経、その干渉部位を椎間孔レベルで確認しようと開発されました。

背骨の中での一つのメジャーと、複数の代償作用によるマイナーな部位も、これによりサブラクセイションの存在、消失を知ることが可能になり、レントゲンと合わせることにより、それまでの主観が入りやすい検査から、より客観的に判断できるようになっていきます。

カイロプラクティックの創始者D.D.パーマーは、カイロプラクティックは手によってのみ成すものだと定義しました。それは検査から施術に至る全ての行為を意味していて、症状などから主観的に判断していきます。そこに息子B.J.パーマーが検査に器械を導入することで、症状にとらわれずに客観的に判断を行うようにしていきます。これに異を唱え彼と敵対したカイロプラクターも多く、カイロプラクティックが分かれる一つの分岐点になっていったのです。