N.C.G.H.(ニューロカログラフ)の導入によって、脊柱全体にわたるヒートスイング(神経熱の変化)をグラフとして視覚的に記録できるようになりました。
アジャストメントが適切に行われメジャーのサブラクセイションが解消されると、マイナーも自然に消失し、グラフ上に明らかな変化が現れます。この変化を次回のプラクティス時に比較することで、サブラクセイションの存在や回復状態を客観的に確認できるようになりました。
これにより、B.J.パーマーが提唱した「サブラクセイションがなければアジャストメントは行わない」という選択が、データとして裏付けられるようになり、施術の必要性そのものを科学的に判断する時代へと突入していったのです。
なお、N.C.M.導入時に異論を唱えて離脱したカイロプラクターも多くいましたが、N.C.G.H.の登場はその根本的な価値観の違いに決定的な答えを与えたと言えるかもしれません。