ストレート・カイロプラクティック ― 真のアイデンティティ
カイロプラクティックの歴史の中では、多くの流派が生まれてきました。それぞれが「健康の回復」を目指して施術を行っています。
その中でも、創始者D.D.パーマーからB.J.パーマーへと受け継がれた理念に基づき、特定されたサブラクセイションのみにアプローチするのが「ストレート・カイロプラクティック」です。
この実践には、カイロプラクティックのアイデンティティが凝縮されており、実践者には揺るぎない信念と哲学的理解が求められます。
来院される方々の悩みや症状は千差万別です。しかし、ストレート・カイロプラクティックがターゲットとするのは、常にただ一つのサブラクセイションです。
自然の法則とインネイト・インテリジェンス
前提として、ユニバーサル・インテリジェンス(宇宙の叡智)はあらゆる存在に内在し、それぞれの形・機能・動きとして常に表現されています。
この自然の法則に順応する形で、人間にはインネイト・インテリジェンス(先天的叡智)が備わり、自己の健康を内側から導く力が働いています。
しかし、そのインネイトの働きを妨げるのがサブラクセイションです。
アジャストメントの本質
ストレート・カイロプラクティックは、サブラクセイションの干渉を取り除くことで、インネイトが本来の力を発揮できる環境を整えます。
最も重要な考えは、サブラクセイション・フリーの状態を維持すること。
サブラクセイションが存在しない状態であれば、アジャストメントは一切行わず、身体を内在する叡智に委ねるのです。
これこそが、「ストレート」なカイロプラクティックの真髄であり、健康を外側からでなく、内側から創造するという、自然の法則に則ったアプローチです。