「うちの子はすぐ疲れるんです」
子どもの来院理由として、保護者の方からよく聞く言葉です。
学校から帰るとすぐ横になる。
買い物の途中で抱っこを求める。
椅子に座っていてもすぐ寄りかかる。
以前より体力がないように見える。
このような様子が続くと心配になるかもしれません。
しかし、疲れやすさは単純に体力不足だけで説明できるものではありません。
私たちはまず、その子がどのような身体状態を表現しているのかを確認することを大切にしています。
疲れやすさは身体からのサインかもしれません
身体は常に重力の中で働いています。
立つ。
歩く。
座る。
遊ぶ。
子どもは毎日たくさんの活動をしています。
そのため身体がバランスを取るために余分な負担を抱えていると、疲れやすさとして表現されることがあります。
疲れやすさは悪いものではありません。
むしろ身体が発している一つのサインとして見ることができます。
寄りかかるのも身体状態の表現です
疲れやすい子どもによく見られるのが、すぐに寄りかかるという行動です。
机にもたれる。
壁にもたれる。
座ると背もたれに深く寄りかかる。
保護者の方から見ると、姿勢が悪いように見えるかもしれません。
しかし私たちは、それを単なる癖としてではなく身体状態の表現として見ています。
身体は楽な場所を探しながらバランスを取ろうとしています。
寄りかかることも、その表現の一つかもしれません。
8歳男子の身体状態記録
下の写真は8歳男子の身体状態記録です。
保護者の方は、
- 疲れやすい
- すぐ寄りかかる
- 体力が続かないように見える
ということを気にされていました。
上段は初回姿勢、下段は初回から6ヶ月後来院時の姿勢です。
いずれもアジャストメント前に撮影した姿勢写真です。
次の写真は初回から15ヶ月後来院時の姿勢です。
さらに次の写真は初回から18ヶ月後来院時の姿勢です。
私たちは姿勢の良し悪しを見ているのではありません。
身体がその時点でどのような状態を表現しているのかを確認しています。
疲れやすさだけを見るのではありません
疲れやすさだけを見ていると、本当の身体状態が見えなくなることがあります。
私たちは、
- 姿勢写真
- 身体パターン
- グラフ
- ボディアライメント
などを総合的に確認しています。
それぞれ別の検査ではなく、同じ身体状態の異なる表現として見ています。
疲れやすさも、その一つの表現として確認しています。
子どもは本来、回復する力を持っています
子どものカラダは本来、回復する力を持っています。
眠りながら回復する。
遊びながら成長する。
休みながら整えていく。
それが子どもの自然な姿です。
私たちは疲れやすさを無理に抑え込もうとは考えていません。
身体がどのような状態を表現しているのかを確認し、その子が本来持っている働きが発揮しやすい状態を見ていきます。