めまい症状改善

三半規管などの機能を衰えさせない

現代人は三半規管の機能が衰えている?

食べ物をよくこぼす/酔うと足元がふらつく/何もないのにつまづく/乗り物酔いしやすい ・・・といった症状が出ていたら要注意!

現代の生活は自分で動かなくても用を足せる便利な生活になったため、私達は歩かない、体を動かすことが少ない日常生活を送っています。そのため三半規管などの平衡機能を十分に使っていないので機能が衰えて、メニエール病などのめまいを起こしやすくなっているのではないか、といわれています。

三半規管の機能低下がめまいの原因?

平衡機能の仕組みである三半規管に注目すると、次のようなことがめまいを引き起こすことに深く関連していると考えられます。

(1)三半規管のむくみ
三半規管を満たしているリンパ液が増加しむくんだ状態になると有毛細胞のセンサーがうまく働かなくなる

ストレス説が有力で、過労や睡眠不足・過度のストレスにより水分排泄抑制ホルモンが過剰に分泌され、それが長く続くとむくんだ状態となる。メニエール病などがこれにあたる。

(2)三半規管の栄養不足
三半規管などの内耳には椎骨動脈によって栄養や酸素が送られているが、肩のコリなどにより圧迫されて血流が悪くなると栄養不足になり、十分に機能できなくなる。肩こりをともなっているようなめまいがこれにあたる。

(3)三半規管の過労
大きな音を聞き続けると、近くにある聴覚の器官である蝸牛の影響を受けやすいので、正しく位置情報をキャッチできなくなる。

90db以上の音(ヘッドホン、カラオケBOX、パチンコ店、繁華外、地下鉄など)を聞き続けると影響がある。

三半規管を鍛える

めまいを起こす病気はいろいろとありますが、そもそも三半規管などの平衡機能を衰えさせないことが大切な予防といえます。

また、衰えた平衡機能は運動刺激により鍛えることができます。
平衡機能訓練など常日頃から適度に体を動かす生活を心がけるようにしましょう。特に成長期にある子供の生活においても重要なことと言えると思います。