Dis-ease(ディス・イーズ)とは?神経伝達スピードの低下がもたらす身体の不調
人間が生命活動を最善に行うためには、正確な情報のやり取りが欠かせません。体内外のすべての情報は、神経系を介して伝達され、それに応じて私たちの体は適応しようと働きます。
この情報伝達の仕組みを支えているのが、インネイト・インテリジェンス(内在する叡智)です。インネイトインテリジェンスは、意志や命令としての情報=メンタルインパルスを身体の各組織に伝えますが、それを実現するには「フォース=働きかけるチカラ」が必要です。これがインネイトフォースと呼ばれます。
インネイトフォースは常に生成されており、なくなることはありません。しかし、問題はその力が正確に・速やかに届かないということにあります。
例えば、「手を動かす」という意志があっても、その命令が手に届く前に減衰してしまう——10の力が8や9にしかならず、本来の動作が発揮されない。このような状態が、Dis-ease(ディス・イーズ)です。
つまり、インネイトフォースの量は十分でも、単位時間あたりに届く量=伝達スピードが低下している。意志はあるのに、表現が乏しい。その結果として、身体の適応力が鈍くなり、活動や回復が遅れてしまうのです。
このように、Dis-easeとは神経伝達の速度が低下し、生命の情報がうまく伝わらない状態。そしてそれを引き起こす要因が、サブラクセイションなのです。
以下の記事もあわせてどうぞ:
神経を介して活動する