便秘

便秘とは一般的に、排便が順調に行われない状態のことをいいます。1日1回排便があっても、量が少ない時、便がすっきり出た感じがない時、便が硬くなかなか排便できない時、あるいは数日以上も排便がない時、排便の間隔が不規則な時などがあります。

ヒトが生命活動を維持するためには、エネルギーが必要です。生まれた時から寿命を終える時まで、足りなくなるとお腹が減るので食事で補充しています。カラダがエネルギーを欲する(食欲)のは生きるためです。

口から取り込まれた食物は、入口である口から出口にあたる肛門までのつながった消化管で、管を通りながら消化され、必要な栄養素をカラダに吸収された後、残りカスを便として体から排出します。

生きるために必要なカラダの働きにおいて、エネルギーを取り込んだ後の残りカスの排泄が上手く行われない、ということは大問題です。急性であれば生命に影響する可能性がありますので、医療機関を視野に入れた注意が必要になります。

慢性的な便秘も問題ですが、原因が正されれば正常な排便に戻ります。排便とは生きるための当然のことだからです。

カラダは常に最良の状態を保つために生命活動をコントロールしています。身体を制御しているのは脳です。身体の情報は神経を介して脳と連絡しています。慢性的な便秘の便意を起こすため薬に頼っていることは、正常な生命活動とは言えません。薬をやめたら便秘に戻るということは、薬では便秘は治せないということです。

上部頸椎カイロプラクティックでは、脳と全身を連絡する全ての神経が必ず通る首(頸椎1番)がズレることで、神経干渉が起こり、正しい情報の連絡が干渉され、問題が起こると考えます。

手術などの外科的処置が必要な場合を除き、原因を正すことでカラダシステムが正常に働きだし、本来の気持ちのいい排便という生命活動が表現され始めます。