骨盤がゆがむ理由が解消されれば…

骨盤EX-IN12歳post

人のカラダは常にその瞬間ごとに最も適切な生命活動を行い、健康を維持しようとしています。

しかし、多くの方が何らかの不調を感じているのは、その生命活動の働きが十分に発揮されず、最良の状態(Ease)ではなくなっている=Dis-easeな状態になっているからだと、ストレートカイロプラクティックでは考えています。

この干渉(サブラクセイション)を取り除くだけで、体の表現は大きく変化します。

調整前の姿勢写真を撮影してからわずか5分後、サブラクセイションを正した結果がこちらです。

オスグット12歳男の子 調整直後

調整直後の姿勢写真

オスグット12歳男の子EX-IN骨盤

姿勢だけでなく、骨盤や股関節の位置まで明確に変化が見られました。

本来の生命力が十分に働きだすと、身体は自ら最適な状態へと表現を変えていきます。これが、ストレートカイロプラクティックの考える「健康の回復」なのです。

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骨盤の歪みは膝の向きにも影響する

骨盤EX-IN12歳

両膝の痛みで「オスグッド」と診断され、仰向けに寝ると足の向きがいつも右を向いてしまうという12歳の男の子が来院されました。

フラットなベッドで仰向けに寝てもらうと、両方のつま先が右を向いており、膝も同じく右向きでした。

オスグット12歳男の子 調整前

調整前の姿勢写真

当オフィスでは、姿勢撮影時に足をできるだけ平行に整えて撮影しています。

調整前の姿勢写真では、上半身が左にねじれており、体の軸全体が左側へ流れているのが確認できました。

このようなバランスのまま歩行すれば、つま先の向きと上半身のねじれによって膝に大きなストレスがかかることが、ご理解いただけるかと思います。

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骨盤の変位方向

背骨の解剖図

背骨を支える骨盤は、左右1対の寛骨、仙骨、尾骨で構成されています。

上半身のゆがみを逃がすために、寛骨は相反して変位しバランスを取っています。前回の「足を組んでゆがみを逃がすテスト」と同じく、上になった足側の寛骨は後方に変位し、股関節が上前方に移動します。よく「片方の足が短い」と言われるのは、この状態です。

上のイラストのように、すべての骨格が中立な位置であれば、足の左右差もなく、構造的な問題も起こりにくくなります。しかし、実際に“ゆがみのない人”にはほとんど出会いません。

ゆがみは体の左右差として現れます。顔のパーツ(目・頬・口など)は鏡で確認でき、写真を見ると顔の傾き、肩の高さの違い、猫背などもゆがみの一種です。

ぜひ、ご自身の体のゆがみをあらためて観察してみてください。

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骨盤は歪みを逃がすサスペンション

骨盤が歪むのには理由があります

骨盤の歪みは、無意識のうちに上半身の歪みを調整しようとする身体の働きによって生じることがあります。その仕組みを簡単なテストで確認してみましょう。

まず、椅子に座り、足をまっすぐ正して骨盤を中立な状態に整えます。その状態で両腕を前に伸ばし、内側へねじってみます。
すると、上半身に歪みがある場合、左右のねじれ方に差が生じます。下の写真では、右腕のねじれが浅いことがわかります。

骨盤中立右手が回らない

次に、右足を上にして足を組んでみます。

右足を上に組むと揃う

すると、左右の腕のねじれ方が揃いました。これは、骨盤にあえて歪みを作ることで、上半身の歪みを逃がし、全体のバランスが取れた状態になったことを意味しています。

では、左足を上にして足を組んでみるとどうなるでしょうか?

左足を上に組むと歪みが出る

再び右腕のねじれが浅くなり、バランスが崩れた状態に戻ってしまいました。

この簡単なテストからわかるように、彼女の身体は、右足を上に組むことで上半身の歪みをうまく逃がせる構造になっていたのです。

骨盤の歪みは、単なる「悪い姿勢」の結果ではなく、身体全体でバランスを取ろうとする仕組みの一部とも言えるのです。

続きます。

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骨盤は建物の基礎!?

前回のレントゲン写真から、右側の大腿骨頭(股関節)が地面の水平基準線より5mm下がっていることがわかりました。そこで、5mm厚の板を右足に入れて水平を試してみました。

インソールで補正を入れた姿勢

その結果、傾いていた骨盤が水平になり、垂直軸が頭の中心に整いました。しかし、私の骨盤は頭上から見ると左方向に回旋しており、足底板を使っただけでは改善しきれず、お尻や肩もねじれたままです。

ズボンの裾上げの違いから、足の長さに差があることに気づく方も多いでしょう。骨折や先天的な解剖学的短下肢によるものもありますが、大半は骨盤の歪みに起因しています。私のように左右で高さが違えば、骨盤が傾き、それを補おうとして上半身もねじれてバランスを取るのです。

前回の私の姿勢写真と比べても、足底板を入れた姿勢のほうがスマートに見えると思います。たった5mmのインソールで?と思われるかもしれませんが、実際には骨盤やおへそは左を向いたままです。つまり、骨盤は単に「水平に保つ土台」ではなく、上半身の歪みを調整するクルマのサスペンションのような役割を果たしているのです。

骨盤は建物の基礎で、基礎が傾けば構造物も傾くという理論もよく聞かれます。私もかつてはその考えを信じ、骨盤矯正に力を入れていました。確かに結果も出ましたが、カイロプラクティック哲学における「サブラクセイション(根本原因)」という視点から考えると、それだけでは本質的な解決には至らないことに気づいたのです。

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骨盤の歪み!?

私の姿勢写真です。中心軸が左に傾き、右耳、右肩が下がっています。

歪んだ姿勢

立位で私の骨盤を後から見たレントゲン像です。地面に対して水平垂直をとって写していますのでフイルム上でも水平垂直を基準に線を引いて歪みを数値化しています。

立位での骨盤画像

左右の寛骨後方変位は無く、恥骨結合が仙骨中心より左に7mmズレて写っています。これは右の寛骨(右お尻)が外旋側に捻れて右つま先を内股方向に向けさせます。左の寛骨(左お尻)は内旋側になり左つま先を外側に向けさせます。捻れにより右の大腿骨頭(股関節)が水平線より5mm低くなり骨盤が右に傾いています。背骨の一番下、腰椎5番から左に傾き若干の側弯を伴い捻れているのが分かります。

姿勢写真で身体の歪みが分かります。骨盤が歪んでいるからなのでしょうか?

レントゲンで見ると確かに歪んでいます。骨盤を矯正すれば真っ直ぐ立てるのでしょうか?

そんな話をしばらくお付き合いください。

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カイロプラクティック

カイロプラクティックの世界に入って10年を迎えました。日本のカイロプラクティックのパイオニア、塩川満章D.C.に師事してカイロプラクティックにおける哲学、科学、芸術と研鑽してまいりました。数あるカイロプラクティックテクニックの中でもガンステッドテクニックに夢中になり、蒲田時代はレントゲンを提携していた医院で撮ってもらい、ほぼ全てのクライアントのリスティングの確認が出来たことが後々の技術向上になりました。

オープンマウス像。私の素顔です、開いた口の中に頚椎1番が写っています。

頚椎1番オープンマウス像

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ウェブサイトリニューアルのお知らせ

このたび、カイロプラクティックオフィスmisakiは、情報をより分かりやすく、お届けできるようウェブサイトをリニューアルいたしました。今回のリニューアルでは、お客様がより利用しやすく分かりやすいサイトとなるよう、構成やデザインに工夫を重ねました。
今後とも内容の充実を図り、お客様の役に立つサイト運営を心がけたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

当サイトのリニューアルには、株式会社アドワークス様にご尽力いただきました。このように素晴らしいサイトに仕上げて頂き感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。有難うございました。

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