ヘルニアとは|種類と仕組みをわかりやすく解説

ヘルニアとは、本来あるべき位置にある組織や臓器の一部が、別の場所へ移動し外へ飛び出してしまった状態を指します。

一般的には「脱腸(鼠径ヘルニア)」が知られていますが、ヘルニアは特定の部位に限らず、身体のさまざまな場所で起こる可能性があります。

ここでは、ヘルニアの基本的な仕組みと種類について、わかりやすく解説します。

ヘルニアが起こる部位

ヘルニアは発生する部位によって名称や症状が異なります。

例えば、太ももの付け根に起こる「鼠径ヘルニア」、おへその周囲に起こる「臍ヘルニア」、横隔膜に関係する「食道裂孔ヘルニア」、そして背骨に関係する「椎間板ヘルニア」などがあります。

さらに、脳内で起こる「脳ヘルニア」のように、重篤な状態を引き起こすものも存在します。

腹部に多くみられるヘルニア

ヘルニアの中でも比較的多く見られるのが腹部に発生するタイプです。

腹壁ヘルニアは、腹壁に生じた裂け目から内臓が腹膜に包まれたまま外へ脱出する状態をいいます。

また、鼠径ヘルニアは小児にも多く見られる特徴があります。

代表的なヘルニアの種類

ヘルニアにはさまざまな種類があり、発生する部位によって状態や症状が異なります。

  • 椎間板ヘルニア(背骨の椎間板が飛び出した状態)
  • 食道裂孔ヘルニア(胃が横隔膜を通って移動する状態)
  • 横隔膜ヘルニア
  • 腹壁ヘルニア
  • 臍ヘルニア
  • 鼠径ヘルニア
  • 大腿ヘルニア
  • 閉鎖孔ヘルニア
  • 脳ヘルニア(脳が圧迫され位置がずれる状態)

このように、ヘルニアは一つの病気ではなく「状態」を表す言葉であり、発生する部位によって対処方法や注意点も異なります。

椎間板ヘルニアについて

ヘルニアの中でも、背骨に関係する「椎間板ヘルニア」は、腰や首の痛み、しびれなど日常生活に影響を与えることが多い状態です。

仕組みや原因については、
椎間板ヘルニアとは
で詳しく解説しています。