腰痛とカイロプラクティック

腰痛は、約1000万人の方が悩まされている日本でも最もポピュラーな症状です。最近では若い方からお年寄りの方まで幅広くみられるようになりました。

一口に腰痛と言っても、さまざまで「安静時には痛まない」「動いている時は痛まない」「いつもズキズキ痛む」などがあります。

なぜ腰痛がおこるのか?

それは人類が進化の過程で直立二足歩行を可能にした事に関係しています。

人類がまだ4足歩行で行動していたころは、4本の足で重力の負荷を分散していました。しかし人類が2足歩行をするようになると、2本の足で上半身の重さを支えなければならなくなりました。この事が腰に大きな負担をかけているのです。

地球の重力に対して垂直に立つために人間には腰部の前弯カーブが発達し、頸椎部の前弯、胸椎部の後弯を合わせた背骨のカーブで効果的に筋肉が上半身を垂直方向に支えることを行えるようになりました。

そして、頭部が一番高い位置にあることで重心を取り姿勢を制御しています。両方の目を水平に保ちながら、上から見て前後、左右と無意識に微調整を行っているのです。

長い生活習慣の中で人それぞれの姿勢が作られています。それは、その人に取ってのバランスを表しています。腰痛をお持ちの方は姿勢の制御が理想的に行われておらず、筋肉に負担をかけたアンバランスな姿勢が多くみられます。

腰痛が起こる原因として

「外傷」「激しい運動や労働」「老化によるもの」「内臓の問題」「精神的ストレス」 など、様々な原因が上げられます。

上部頸椎カイロプラクティックでは、ヒトが生まれた時から本来持っている身体制御するための能力が、首のズレによる干渉が発生していることで、効率の良い身体運動は行えず、常に負担のかかるポイントが出現し、本来自然治癒できることも中々治らない状態が続いてしまっていると考えています。

そこに上記の外因的要素が起こり腰痛となって現れるのです。そして、本来の能力が発揮できていない体なので、なかなか治癒しない状態になっているのです。