腰痛改善には意識改善
腰痛が起こった原因は、姿勢の歪みから腰部に構造的ストレスが集まることで、筋肉負担が増え、身体が耐えきれなくなって起こると述べてきました。
傷んだ部位に緩和処置をする対症療法は、確かに痛みを減らすことができるかもしれません。しかし、根本的な弱点、構造的ストレスが集まってしまう姿勢バランスが改善されなければ、また同じことを繰り返すことに気づいてほしいのです。
なぜ、いろいろな姿勢の人たちがいるのでしょうか?
良い姿勢とは?と、その人たちに質問をすると大多数の人が背筋が伸びてまっすぐな姿勢とイメージします。
イメージをお持ちですので良い姿勢が出来てもいいと思うのですが、良い姿勢を数分と続けられず、多数の方が猫背やストレートネック、反り腰などの現実に戻られるようです。
ただ背筋を伸ばして良い姿勢でいるいうことを自分の意思で5分と続けられないのです。それでは無意識に効率の良い姿勢ができるとは思えませんよね。
じつは良い姿勢ができない原因がクビにあるのです。そして、その原因が身体の歪み、悪い姿勢を作り筋肉に過度な負担をさせ腰痛を引き起こす元凶なのです。
頭蓋骨と背骨の接点には第一頸椎という、椎間板がなく前後左右に動くことで頭から下のバランスを取っている重要な働きがある骨があります。
この上部頸椎領域の動きが正常でなくなることでカラダは補完作用を起こし歪んだ姿勢を作るのです。