12月30日(月)〜1月4日(土)を年末年始休業として休ませていただきます。
5日より通常営業いたします。
休み中でもメールでのご予約は受け付けております。
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感染症予防の趣旨をご理解の上、ご協力をお願い致します。
1927年にRALPH W.STEPHENSON,D.C.によって書かれた、CHIROPRACTIC TEXT BOOKには、カイロプラクティックを哲学的考察するため、「33 Principles of Chiropractic」33の基本原則が記述されています。
D.D.パーマーから続く、医療ではない、カイロプラクティック哲学の考え方の基本として、現代でも大切にされている言葉です。
カイロプラクティックはアメリカで生まれ研究発展してきました。当然、原書は英文になり、生活、文化的背景が異なるため、日本語化が難しく、どうしても硬い表現になってしまいますが、読んでみてください。
No.1. The Major Premise.
大前提
A Universal Intelligence is in all matter and continually gives to it all its properties and actions, thus maintaining it in existence.
ユニバーサルインテリジェンス(宇宙の叡智)は全てのものに含まれ、全てのもの、全ての行為に反映され続けることにより、その存在が認識される。
No.2. The Chiropractic Meaning of Life.
カイロプラクティックにおける生命の真意
The expression of this intelligence through matter is the Chiropractic meaning of life.
ユニバーサルインテリジェンス(宇宙の叡智)の物質を通じての表現が、カイロプラクティックにおける生命の真意である。
No.3. The Union of Intelligence and Matter.
インテリジェンス(叡智)とマター(物質)の結合
Life is necessarily the union of intelligence and matter.
生命とは、インテリジェンス(叡智)とマター(物質)の必然的結合である。
No.4. The Triune of Life.
生命の三位一体
Life is a triunity having three necessary united factors, namely, Intelligence, Force and Matter.
生命は欠く事の出来ない三要素が結び付いた三位一体のもの。即ちインテリジェンス(叡智)、フォース(力)、そしてマター(物質)である。
No.5. The Perfection of the Triune.
三位一体の極致
In order to have 100% Life, there must be 100% Intelligence, 100% Force, 100% Matter.
100%のライフをおくるため、100%のインテリジェンス(叡智)、100%のフォース(力)、100%のマター(物質)がなくてはならない。
No.6. The Principle of Time.
時間の原理
There is no process that does not require time.
時間を必要としないプロセスは無い。
No.7. The Amount of Intelligence in Matter.
マター(物質)の中におけるインテリジェンス(叡智)の量
The amount of intelligence for any given amount of matter is 100%, and is always proportional to its requirements.
どんな大きさのマター(物質)も、インテリジェンス(叡智)は100%である。いつもマター(物質)がなくてはならない。
No.8. The Function of Intelligence.
インテリジェンス(叡智)の働き
The function of intelligence is to create force.
フォース(力)を創り出すことである。
No.9. The Amount of Force Created by Intelligence.
インテリジェンス(叡智)により創造されるフォース(力)の量
The amount of force created by intelligence is always 100%.
インテリジェンス(叡智)により創造されるフォース(力)の量は、いつも100%である
No.10. The Function of Force.
フォース(力)の働き
The function of force is to unite intelligence and matter.
インテリジェンス(叡智)とマター(物質)とを結合することである。
No.11. The Character of Universal Forces.
ユニバーサルフォース(宇宙の力)の性質
The forces of Universal Intelligence are manifested by physical laws; are unswerving and unadapted, and have no solicitude for the structures in which they work.
物理法則によって表現される。その力は物質の構成内で働く為に、確固として目的を失わず、且つ憂い無きものである。
No.12. Interference with Transmission of Universal Forces.
ユニバーサルフォース(宇宙の力)の伝達への干渉
There can be interference with transmission of universal forces.
ユニバーサルフォース(宇宙の力)の伝達への干渉は、起こり得る。
No.13. The Function of Matter.
マター(物質)の機能
The function of matter is to express force.
フォース(力)を表現することである。
No. 14. Universal Life.
ユニバーサルライフ(宇宙の生命)
Force is manifested by motion in matter; all matter has motion, therefore there is universal life in all matter.
フォース(力)はマター(物質)の動きによって表現される。全てのマター(物質)は動きをもっている。それゆえ、全てのマター(物質)の中にユニバーサルライフ(宇宙の生命)がある。
No.15. No Motion without the Effort of Force.
フォース(力)の働き無くして動き無し
Matter can have no motion without the application of force by intelligence.
インテリジェンス(叡智)によるフォース(力)の供給がなければ、マター(物質)は動けない。
No.16. Intelligence in both Organic and Inorganic Matter.
無機物、有機物の両方にインテリジェンス(叡智)はある
Universal Intelligence gives force to both organic and inorganic matter.
ユニバーサルインテリジェンス(宇宙の叡智)は無機物、有機物の両方にフォース(力)を与える。
No.17. Cause and Effect.
原因と結果
Every effect has a cause and every cause has effects.
あらゆる結果に原因が存在し、あらゆる原因に結果が存在する。
No.18. Evidence of Life.
生命の証
The signs of life are evidence of the intelligence of life.
生命の表現は、生命に宿るインテリジェンス(叡智)の証である 。
No.19. Organic Matter.
有機物
The material of the body of a “living thing” is organized matter.
生命としての身体のマテリアルは、組織化されたマター(物質)である。
No.20. Innate Intelligence.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)
A “living thing” has an inborn intelligence within its body, called Innate Intelligence.
生き物は、その体の中に生まれながらのインテリジェンス(叡智)、インネイトインテリジェンス(先天的叡智)と呼ばれるものを持っている。
No.21. The Mission of Innate Intelligence.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)のミッション
The mission of Innate Intelligence is to maintain the material of the body of a “living thing” in active organization.
インネイトインテリジェンスのミッション(使命)は生き物の体を、活動的に保ち続けることである。
No.22. The Amount of Innate Intelligence.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)の量
There is 100% of Innate Intelligence in every “living thing,” the requisite amount, proportional to its organization.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)の量は、全ての生物の機能に比例して要求される量の100%が存在する。
No.23. The Function of Innate Intelligence.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)の働き
The function of Innate Intelligence is to adapt universal forces and matter for use in the body, so that all parts of the body will have co-ordinated action for mutual benefit.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)の働きは、ユニバーサルフォース(宇宙の力)と体で使用されるマター(物質)を適合することである。それゆえに、体の全ての部分は共通の利益のため同調する働きをもつのである。
No.24. The Limits of Adaptation.
適応の限界
Innate Intelligence adapts forces and matter for the body as long as it can do so without breaking a universal law, or Innate Intelligence is limited by the limitations of matter.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)は宇宙の法則(普遍的法則)を破らず、身体の為に出来る限り長くフォース(力)とマター(物質)に適応するが、マター(物質)の限界によりインネイトインテリジェンス(先天的叡智)は、制限される。
No.25. The Character of Innate Forces.
インネイトフォース(先天的治癒力) の性質
The forces of Innate Intelligence never injure or destroy the structures in which they work.
インネイトインテリジェンスの力(先天的治癒力)は、作用する組織を傷付けたり、或いは破壊したりする事など決して無い。
No.26. Comparison of Universal and Innate Forces.
ユニバーサルフォース(普遍的な力)とインネイトフォース(先天的治癒力) との比較
In order to carry on the universal cycle of life, Universal forces are destructive, and Innate forces constructive, as regards structural matter.
生命のユニバーサルサイクル(普遍的循環)を維持するため、構造的物質に関してユニバーサルフォース(普遍的な力)は破壊的であり、インネイトフォース(先天的治癒力) は建設的である。
No.27. The Normality of Innate Intelligence.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)の正常性
Innate Intelligence is always normal and its function is always normal.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)は常に正常であり、その働きもまた常に正常である。
No.28. The Conductors of Innate Forces.
インネイトフォース(先天的治癒力) の導体
The forces of Innate Intelligence operate through or over the nervous system in animal bodies.
インネイトインテリジェンス(先天的叡智)のフォース(力)は、動物において身体の神経系統( 神経組織) を通して作用する。
No.29. Interference with Transmission of Innate Forces.
インネイトフォース(先天的治癒力) の伝達の妨害
There can be interference with the transmission of Innate forces.
インネイトフォース(先天的治癒力) の伝達において妨害されうる。
No.30. The Causes of Dis-ease.
Dis-ease(不調和)の原因
Interference with the transmission of Innate forces causes incoordination of dis-ease.
インネイトフォース(先天的治癒力) の伝達妨害が、調和が欠如し、協調不全となる原因である。
No.31. Subluxations.
サブラクセイション
Interference with transmission in the body is always directly or indirectly due to subluxations in the spinal column.
体における伝達の妨害は直接的、間接的に脊柱のサブラクセイションによって起こる。
No.32. The Principle of Coordination.
コーディネーション(調和)の原理
Coordination is the principle of harmonious action of all the parts of an organism, in fulfilling their offices and purposes.
コーディネーションは、器官の全ての役割や目的を達成するために、調和のとれた働き原理である。
No.33. The Law of Demand and Supply.
需要と供給の法則
The Law of Demand and Supply is existent in the body in its ideal state; wherein the “clearing house,” is the brain, Innate the virtuous “banker,” brain cells “clerks,” and nerve cells “messengers.”
需要と供給の法則は理想的な形で体の中に存在している。家をきれいにするのは脳である。インネイトは有徳な銀行家であり、脳細胞は事務員で、神経細胞はメッセンジャーである。
RALPH W. STEPHENSON, D.C., PH.C. : CHIROPRACTIC TEXTBOOK. The Palmer School of Chiropractic 1948 Edition, xxxii-xxxviii p.
女性 76歳 脊柱側彎症 脊柱管狭窄による左下肢への強い痛み 間欠性跛行
初めてのアジャストメント。初回時のみ調整前と調整後の姿勢写真を比べます。違いが大きいほど期間があまりかからない方が多いようです。
グラフは全て、初めてアジャストメントを受けた当日の記録です。
左右外側のグラフは、背骨の左右から出てくる神経を、背中からサーモグラフィーで計測された皮膚温度で、中央のグラフはその左右差を表しています。赤グラフが調整前。緑グラフが調整後。
左のグラフが初めてのアジャストメントから40分後です。頸部、肩甲骨辺り、腰部の橙色の大きい左右の温度差は平常差に変わりました。
青いバーの長いほど体温が高いことを表しています。アジャストメントが達成されたことで代謝が良くなり体温の上昇が確認できます。
姿勢写真は初回時を除き、アジャストメントが必要なのかを判断するスパインチェックの一つとして、前回からの身体変化を確認する為にアジャストメント前に記録したものです。
4週間後。スパインチェックにより、前回のアジャストメントの達成された状態を維持していることを確認。この日は検査のみで終了。
8週間後。スパインチェックによりサブラクセイション(干渉)を確認。3回目のアジャストメントを行う。
12週間後。側面写真は良好。後姿での重心が右側にあり、骨盤位置も右に寄っている。リーディングでは、この日も前回のアジャストメントの達成された状態を維持していることを確認。経過を見るため、検査のみで終了。
歩行困難で症状が強く年明けには手術を予定している状態で、初めてのアジャストメント後、2週間に一度スパインチェックに来店していただき、12週間、7回来店、計3回のアジャストメントを行いました。強い痛みは消失、手術は回避するそうで、以後スパインチェックに通っていただいてます。
椎間板で連結された背骨と、約5キロある頭部をつなぐ頸椎1番は、可動域が最大で唯一椎間板が存在しない背骨です。80年以上前にこの椎骨が正しく機能しないことでカラダシステムに干渉が起こり健康が損なわれると、そして、この頸椎1番領域だけでそこから下の椎骨への構造的ストレスを正せると、創始者の息子B.J.パーマーはHole In One学説を発表します。それから現代まで受け継がれ、ここでスペシフィックカイロプラクティックが実践されています。
医学はDisease(病気)の原因を追求する。
カイロプラクティックはDis-ease(身体機能が容易でない状態)の原因を追求する。
以前、3人の研修医が病名を診断するテレビ番組がありました。
このように医療では、症状を元に診断を行い、投薬や手術など外側から介入して治癒へ導くことが基本です。
病名は1万以上あるとも言われ、その原因追究は非常に複雑です。
現在のカイロプラクティックは様々な流派に分かれていますが、
医療的な視点を持つ「ミックスカイロプラクティック」と、
創始者B.J.パーマーの理念を継承する「ストレートカイロプラクティック」があります。
ストレートカイロプラクティックでは、
身体の不調はDis-ease(身体機能が容易でない状態)から始まると考えます。
このDis-easeは病気(Disease)ではありません。
病気を引き起こす前段階の原因が存在する状態です。
そして、その原因がサブラクセイション(椎骨の微小なズレによる神経干渉)であると特定しています。
上部頸椎カイロプラクティックでは、
メジャーとマイナー理論のもと、
上部頸椎に発生する「たったひとつのサブラクセイション」の存在を
スペシフィックに(明確に)見つけることを目的としています。
病気のように多数ある症状を追うのではなく、
たったひとつの原因にアプローチする。
これがストレートカイロプラクティックの本質です。
Dis-easeを作り出すサブラクセイションの有無をチェックし、
それがなければ、身体は内側から本来の力(内在する叡智)で回復へ向かいます。
外側から介入しない、自然でシンプルな療法です。
私は医療は医師にお任せし、
カイロプラクティックではサブラクセイションのケアを
ぜひ私たちにお任せいただきたいと願っております。
なぜ、上部頸椎へのカイロプラクティックで、不調や悩みが改善されるのか?
その答えは、「生命力への気づき」にあります。
本来、身体は正しく機能していると信じがちですが、神経信号がサブラクセイションにより妨害されると、まるで電波障害のようにチカラが正しく届きません。
この状態では、たとえ以前と同じ活動をしていても、低下したチカラを補うために無駄なエネルギーを消費し、疲れやすさや慢性的な疲労を感じやすくなります。
オフィスでは、Dis-ease(容易でない状態)を客観的なテストを通して把握・記録し、変化として提示します。
その結果をもとに、ご自身の身体機能の変化に気づいていただくことが、健康回復への第一歩です。
カイロプラクターの役割は、Dis-ease状態を見つけ出し、サブラクセイションがあるかどうかを確認すること。
その原因が明確になった場合のみ、アジャストメント(調整)を行います。
初回来店時には、スパインチェックにてDis-easeの状態を視覚的に提示し、ご説明いたします。
自分の内なるチカラに気づき、健康へのプロセスをご一緒に歩んでいきましょう。
以下の記事もあわせてどうぞ:
神経を介して活動する
N.C.M.ニューロカロメーター
医学が見つけるのは、Disease(病気)=結果の原因。
カイロプラクティックが見つけるのは、Dis-ease(ディス・イーズ)=身体が「容易でない状態」の原因です。
どんな現象にも、「結果」には「原因」があります。
医学では、症状や病気といった結果をDiseaseとして扱い、その直接原因を追究します。
一方、カイロプラクティックでは、神経系の乱れ(Dis-ease)が先に起こり、それにより身体が本来の力を発揮できずに様々な症状が現れると考えます。
つまり、症状はDis-easeの「表現」にすぎず、サブラクセイションによる神経干渉を探し、取り除くことが私たちカイロプラクターの仕事です。
上の画像は、初回来店時(赤グラフ)と1年後(黄グラフ)のパターン比較です。センターグラフに近い同一性が見られ、Dis-ease状態が再発しているサインがグラフに現れています。
Dis-easeの検出には、正確な検査と観察が必要です。それが、自然治癒力を最大限に発揮させるためのスタートラインです。
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N.C.M.ニューロカロメーター
神経圧迫はどこ?客観的に見つける
人間が生命活動を最善に行うためには、正確な情報のやり取りが欠かせません。体内外のすべての情報は、神経系を介して伝達され、それに応じて私たちの体は適応しようと働きます。
この情報伝達の仕組みを支えているのが、インネイト・インテリジェンス(内在する叡智)です。インネイトインテリジェンスは、意志や命令としての情報=メンタルインパルスを身体の各組織に伝えますが、それを実現するには「フォース=働きかけるチカラ」が必要です。これがインネイトフォースと呼ばれます。
インネイトフォースは常に生成されており、なくなることはありません。しかし、問題はその力が正確に・速やかに届かないということにあります。
例えば、「手を動かす」という意志があっても、その命令が手に届く前に減衰してしまう——10の力が8や9にしかならず、本来の動作が発揮されない。このような状態が、Dis-ease(ディス・イーズ)です。
つまり、インネイトフォースの量は十分でも、単位時間あたりに届く量=伝達スピードが低下している。意志はあるのに、表現が乏しい。その結果として、身体の適応力が鈍くなり、活動や回復が遅れてしまうのです。
このように、Dis-easeとは神経伝達の速度が低下し、生命の情報がうまく伝わらない状態。そしてそれを引き起こす要因が、サブラクセイションなのです。
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