スペシフィックなターゲット

カイロプラクティックのターゲットはサブラクセイションです。私の行っているH.I.O.学説では、アッパーサービカル(上部頸椎領域)のみに発生するとされています。

上部頸椎に干渉が起こることで背骨の歪みを正すことができない状態になり、その状態をバランスさせるために骨盤はサスペンションのように歪みます。

その歪みは癖になり、いつも同じ部位にストレスがかかるようになります。

背骨は椎間板で連結され、それぞれの間から末梢神経が全身に伸びています。
過去の記事 → 背骨の間から神経は出てきます

サブラクセイションにより起こった脊柱の歪みは局部的なストレスポイントを作ります。慢性的なストレスは、そこから出る末梢神経に影響を及ぼします。

身体は神経を介して生命活動をコントロールしています。
過去の記事 → 神経を介して活動する

メリックシステムでは、それぞれ背骨のストレスポイントを症状=Disease(病気)の原因ではないか?として、アジャストメントのターゲットにしていました。

H.I.O.学説でB.J.パーマーはストレスポイントを作る原因、上部頸椎に唯一起こるサブラクセイションを解消すれば問題は解決されると考えました。それは症状を作る原因=Dis-ease(神経を介した情報が不調和状態)の解消であり、症状に至る根本原因をスペシフィックに解消することで健康に導きます。

以下の記事もあわせてどうぞ:
骨盤は歪みを逃がすサスペンション

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パイオニア

アメリカ本土でも、リスペクトされ続ける上部頸椎カイロプラクティックのパイオニアたち。

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ストレート・カイロプラクティック

カイロプラクティックは、その歴史の中でたくさんの流派が生まれました。それぞれが健康を目的に行われています。

創始者D.D.パーマーからB.J.パーマーに受け継がれ発展した、スペシフィック(特定された)なサブラクセイションのみをアジャストメント対象に行い、健康を回復させるストレート・カイロプラクティック。

その実践は、カイロプラクティックのアイデンティティーがぎっしりと詰まっていて、実践者には揺るぎない信念が求められます。

たくさんのお悩みをお持ちの方が当オフィスに来店されますが、それぞれ症状は千差万別です。それでも、ターゲットとするのはサブラクセイション1つだけ。

前提として、ユニバーサル・インテリジェンスはすべてのものに含まれ、すべてのもの、すべての行為に反映され続けることにより、その存在が認識される。

という自然の法則(働き)に適応しようと表現するのが、インネイト・インテリジェンス(先天的叡智)。

そのインネイト・インテリジェンス(先天的叡智)の表現を干渉しているものがサブラクセイション。

その干渉のみを解消させることでインネイト・インテリジェンス(先天的叡智)が本来の働きを表現し始めて、内側から健康になるという行為の実践がストレートなカイロプラクティック。

一番の肝はサブラクセイション(干渉)フリーの状態の維持。サブラクセイションが存在しない状態であれば、決してアジャストメントは行わないで、インネイト・インテリジェンス(先天的叡智)に健康を委ねるということです。

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カイロプラクティックの根っこ

1927 TEXTBOOK
なぜ、健康ではない身体状態になるのか。

サブラクセイションが起こると、身体はどう影響するのか。

なぜ、カイロプラクティックを受けた人達は、健康を回復していくのか。

カイロプラクティックの考え方は、真実の前提を決めた後、そこから真実を導き出す方法。演繹的推論で説明されます。

宇宙を含めた、すべての存在する物質(matter)。それらを形作る力の存在を大前提として、生き物は生まれながらに持っている自己治癒力がある。その力の源、量、正常性、妨害、原因、の基本的な考え方が33の基本原則です。原書ではイントロダクションとして書かれています。カイロプラクティック哲学は、英語で書かれた深〜い話なんです。

ストレートカイロプラクターを目指すHIROのブログより写真をお借りしました。

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自然の法則

itokawa

数年前にJAXAの探査機はやぶさが、地球から3億キロ離れた小惑星イトカワに出向き、全景の写真を撮り、着陸し、地表の物質を採取して、地球に戻る。というミッションを成功したことが記憶されていると思います。

私はイトカワの写真を見て、子供の頃に見たスターウォーズでハリソンフォードがミレニアムファルコン号を操り、小惑星に隠れた時のイメージそのものが現実に写っていたことに、感動しました。

宇宙の果てまでも現実に物体があり、形を形成されていること。地球上においても、いまだに新発見される多くの生物、物質など、それらあらゆる物体、物質を形成し留めておく、万物創造の源を、カイロプラクティックでは、「ユニバーサル・インテリジェンス」と言っています。

存在するもの全てに、ユニバーサル・インテリジェンスが含まれ、それぞれが表現している。

カイロプラクティックでは、これを前提に考えていきます。

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偉人たち

あさが来た、見てます。

五代友厚が亡くなってしまいました。1885年明治18年9月、49歳だそうです。その10年後にD.D.パーマーがカイロプラクティックを発見する時代です。

五代友厚の功績により大阪経済が発展していくのはドラマを見ていて、よくわかりました。

B.J.パーマーがH.I.O.学説を発表したのも49歳。

私、今年49歳…

頑張ります。

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内在する叡智・生命力

健康って何でしょう? 不具合があれば医者にかかって治してもらい。疲れれば、マッサージや鍼で癒してもらう。

誰かに何かをしてもらって楽になることは、いけないことではありません。

健康を考えて、運動や、サプリメント等の栄養補完もいいでしょう。

でも、健康へ向かうチカラ(フォース)が上手く働いていなければ、また同じ問題を繰り返したりと効果が持続できないものです。

人の生命は一対の卵子と精子が出会い、十月十日かけて成長し出産を迎え誕生します。

一度あたり1〜4億個あると言われる精子からたった一つ、卵子にたどり着き父親と母親の遺伝子が合わさり、新たな遺伝子が形成され、太古から受け継いだ設計図通りに人のデザインに成長するのです。同じプロセスを辿って。

その人のカタチを作るチカラ(フォース)を導くのが生命力、内在する叡智(イネイトインテリジェンス)です。

1/400000000の競争を勝ち抜いたチカラは絶大です。人生を全うするまで衰えません。

しかし、内在する叡智に届く情報に誤りが起こることで、正しいチカラが発動することが出来ず、身体不調和の原因になり得るのです。

カイロプラクティックは脳と身体の神経伝達干渉を分析してそれを取り除きます。持って生まれた生命力、内在する叡智が滞りなく表現できることで、体の不調和を最善の状態に戻し保てる最良の健康に導きます。

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アイデンティティ

B.J.Palmer

B.J.パマーはH.I.O.学説を発表することで、カイロプラクティックを定義していきます。

サブラクセイションを認定するために、NCM(ニューロカロメーター)でのグラフリーディングが必須です。それにより、次のことを提示してくれます。

「神経インパルスの干渉の存在」

「サブラクセーションの存在」

「アジャストメントが必要か?」

「サブラクセーションがアジャストされたか?」

サブラクセイションが存在するならば、それを解消させなければなりません。

サブラクセイションが存在しないのであれば、内在する叡智に健康を委ね、カイロプラクターは見守るだけです。

一箇所のメジャーの存在を厳密に確認する。客観性をもって。そして、内在する叡智に委ねる。サブラクセイションを認定するためのルールが決められ、H.I.O.を行うカイロプラクターそれぞれが、専門職としてのアイデンティティを統一することを望んだのです。

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H.I.O.学説

B.J.Palmer

B.J.パーマーはH.I.O.学説で、サブラクセイションは上部頸椎部でのみ起こる。それ以外は触らない。と説いています。

症状を聞いて部位を選ぶようなことは一切排除して、グラフリーディング、レントゲンなどのデータを重視することで客観性を貫きます。

H.I.O.学説は、この客観性をもってサブラクセイションを確認し、アジャストメントの可否を決め、神経機能が干渉を受けずに自己治癒力が正しく機能している状態を維持させ、自身の内在する叡智に身体を委ねて治してもらうことです。

B.J.パーマーは、以前、森久保繁太郎などカイロプラクターを訴訟から守るため、弁護士トムモリスと一緒に、次のような説明で無罪を勝ち取りました。

「カイロプラクティックは、医業、オステオパシーとは異なる。私たちは疾患を治療するのではない。患者の病気の原因を取り除くのである」
「カイロプラクターは、サブラクセイションを探し、それを矯正するのである」
「サブラクセイションは生気生命力(イネイト・インテリジェンス)を阻害し疾患の原因となる」
「カイロプラクティックのアジャストメントは、生命力の阻害因子を取り除く」

この「カイロプラクティック哲学」からぶれずに続け、H.I.O.学説を発表、実践で証明していったのです。

以下の記事もあわせてどうぞ:
歴史上、リスペクトされる日本人

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Whole In One 一つで全体を

Whole In One

B.J.パーマーは1930年ホールインワン学説(H.I.O.学説)を発表します。

メジャーを解消するとマイナー(複数)が消失するが、マイナーだけを解消してもメジャーは消失しない。そして、メジャーは上部頸椎にのみ存在すると。

一ヶ所のアジャストメントで複数のマイナーが解消される事象、Whole In One(一つで全体という意味)と、頸椎2番の歯突起が頸椎1番の穴に一つ入っていることを、ゴルフのHole In One(ホールインワン)とにだぶらせて、ホールインワン学説(H.I.O.学説)と呼びました。

パーマースクール(D.D.パーマー設立、後のパーマー大学)では、これを機に上部頸椎のみをアジャストメント対象に教育されていくことになります。上部頸椎以外をアジャストメントすることをB.J.パーマーは認めず、退学になったそうです。

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